「レクサスはレギュラーガソリンだと壊れるの?」「レクサスの適切な燃料とは?」という疑問は高級車ブランドであるレクサスの購入を検討している方々にとって非常に重要です。
自動車のパフォーマンスと維持において適切な燃料の選択は重大な役割を果たします。
この記事ではレギュラーガソリンとハイオクガソリンの違いやその影響、レクサスの各モデルにおけるガソリンの種類に焦点を当てて解説します。
この情報をもとにあなたのレクサス選びに最適な燃料の選択ができるようになると思います。
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レクサスのガソリンは?レギュラーとハイオクの違い
ガソリンにはレギュラーとハイオクがある事は多くの人が知っていると思いますが、何が違うのかを詳細に分かっている人は多くないと思います。
ハイオクってレギュラーよりも「ちょっと良いヤツ?」なんて思った方には必見の情報です。
ハイオクとレギュラーガソリンは品質が違う
ハイオクとレギュラーはガソリンの品質が違っていて、具体的には「含まれている成分」と「オクタン価」の違いです。
ハイオクガソリンにはエンジン内部に堆積した燃料やオイルなどの不完全燃焼物(エンジンデポジット)や燃えカス(カーボン)を付きにくくする清浄剤が添加されており、街中をゆっくり走ったり渋滞した時などでもエンジンの内部にデポジットやカーボンが蓄積されにくい効果があります。
更にハイオクにはレギュラーよりもオクタン価が多く含まれており日本ではJIS規格で96オクタン以上がハイオクガソリン、96未満をレギュラーガソリンと定められています。
この「オクタン価が高い(ハイ)もの」を略して「ハイオク」と呼んでいるんです。
オクタン価の高さがエンジンにどのような影響を及ぼすのか次の章で詳しく見ていきましょう。
ガソリンのオクタン価とは?
オクタン価はガソリンの爆発性を評価する尺度でありガソリンの「燃えにくさ」を表しています。
つまりオクタン価が高いハイオクの方がレギュラーよりも燃えにくいガソリンという事です。
普通は「ハイオクの方がよく燃えて高性能なガソリンなんじゃないの?」と思いますが、エンジンにとっては逆に燃えやすいことが問題になるんです。
例えば急な上り坂で加速するような場面ではエンジンにかかる負荷が大きく、アクセルを踏んでもエンジンの回転は上昇しにくいです。
そんな状況のエンジン内部では回転を上げるために燃料の噴射量を多くするので燃料が濃い状態が続きます。
するとエンジンの始動直後のような燃えやすい混合気で回転し続けることになるので、想定より早く燃え広がってしまいノッキング(異常燃焼の一種)状態となってしまうんです。
ピストンが上死点に近い状態で燃焼する事が理想的な点火タイミングですが、ピストンが下がり始めた状態で燃焼が始まってしまうのは多くの熱エネルギーを捨てている事になり効率が悪く非常にもったいないことになります。
つまり燃えやすいレギュラーガソリンを使うと先程の上り坂で加速した状態が常に続いているようなもので、燃えにくいハイオクガソリンを使った方がノッキングが起きずに効率的に燃焼しフルに性能を発揮できるのです。
ノッキングの原因と対処法とは?
ノッキングは燃料がエンジン内で不均一に燃焼することにより発生する現象で、軽い症状であればエンジンを壊すほどの衝撃にはなりませんがエンジンにはダメージとして蓄積していく事もあります。
ノッキングは一般的に
- 燃料のオクタン価が低い
- 点火系の故障
- エンジン内に堆積物が蓄積されている
場合に起きやすいといわれています。
ノッキングを防ぐにはオクタン価の高いハイオクガソリンの使用が推奨されます。
もし点火プラグなどの部品が原因であれば交換する事で対処できる場合もあります。
あとはエンジンオイルを適切なタイミングで交換する事や、燃えカスが溜まらないように高速道路でたまに高速走行する事も効果的です。
レクサスのラインナップ別の使用燃料とは?
最適なガソリンはエンジンの仕様で決まる
貴方は漠然と高級車はハイオクなんてイメージを持っていませんか?
でも実際にはレクサスに限らずどの車もエンジンの仕様によってハイオクガソリンかレギュラーガソリンかが決まっているんです。
ですから一口にレクサスと言っても様々なラインナップがあり、そのモデルによってレギュラー仕様のエンジンを積んでいる場合もあればハイオク仕様のエンジンを積んでいるモデルもあるという事なんです。
レクサスのラインナップ別の仕様とは?
レクサスには多様なラインナップがあるので、それぞれのモデル別に使用燃料を見ていきましょう。
RC | F | ハイオク |
300 | ||
300h | レギュラー | |
350 | ハイオク | |
LC | 500 | ハイオク |
500h | ||
IS | 300 | ハイオク |
300h | レギュラー | |
350 | ハイオク | |
500 | ||
ES | 300h | レギュラー |
LS | 500 | ハイオク |
500h | ||
NX | 250 | レギュラー |
350 | ハイオク | |
350h | ||
450h+ | ||
RX | 350 | ハイオク |
350h | ||
450h+ | ||
500h | ||
LX | 600 | ハイオク |
LM | 500h | ハイオク |
LBX | Bespoke Build | レギュラー |
Cool | ||
“Relax | ||
RZ | 450e | ー |
UX | 200 | ハイオク |
250h | レギュラー | |
300e | ー |
見ていただいた通り車両本体の価格が高くても使用燃料はレギュラーガソリンと言うケースや、逆に車両本体価格は安くてもエンジンはハイオク仕様と言うケースがあります。
レクサスはレギュラーガソリンだと壊れるのか?
一般的には適正燃料が推奨だが…
レクサスのような高級車において「レギュラーガソリンで壊れるか」という疑問は多くの購入者が抱く一般的な懸念です。
現在の車にはノックセンサーがついておりノッキングを検知するとコンピューター制御でプラグの点火を調整できるのでスグに車が壊れてしまうようなことはありません。
ですがレクサスの多くのモデルはハイオクガソリンを使用する前提でエンジンが設計されており、レギュラーを使い続けると折角のエンジン性能を発揮できなかったりいずれ故障につながる可能性もゼロではないと思います。
更に仕様に合わないガソリンを使用した場合は燃費が悪くなる可能性も高くなります。
したがって車の性能を長期間維持し最高の運転体験を享受するためにはメーカー推奨の燃料を使用することが重要です。
レクサスディーラーの見解とは…
レクサスディーラーからの見解は一貫してメーカーの推奨に基づいています。
多くのレクサスディーラーは車種ごとに推奨される燃料の種類を顧客に伝え、最適な性能とエンジンの健康を維持するためのアドバイスを提供しています。
特に、高性能エンジンや高圧縮比を持つモデルではハイオクガソリンの使用が強く推奨されています。
ディーラー側は適切な燃料の使用が車の長寿命化や維持費の削減に寄与すると説明しています。
また、間違った燃料を使用した場合のリスクや長期的なパフォーマンスへの影響についても詳しく説明しており、顧客がインフォームドな選択をするためのサポートを行っています。
レクサスはレギュラーガソリンだと壊れるの?適切な燃料とは?まとめ
レクサス車の燃料選択は単なる価格の違い以上のものです。
レギュラーガソリンとハイオクガソリンの間には、品質とオクタン価の面で重要な違いがある事をお伝えしました。
そしてレクサスの各モデルには推奨される燃料があり、これに従うことが長期的な利点をもたらすことが分かりました。
最終的にはレクサスがレギュラーガソリンで「壊れる」ということはなく、適正燃料の選択が良い燃費や本来その車が持っている最高のパフォーマンスを発揮する為に重要であることが明らかになりました。
レクサスディーラーの見解も参考にしながら、あなたのレクサスに最適な燃料を選択してください。
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